こんにちは。タイ・バンコクでフリーランス兼リモートワークエンジニアをしてます、ショーヘーです。
最近、時間や場所に縛られないライフスタイルを目指す人が増え、『フリーランス』という働き方が注目されてますよね。
パソコンとWi-Fiさえあれば仕事ができるので、「ノマドフリーランスを目指してプログラミングを勉強してます」という方もよく見かけるようになりました。
でも
- ノマドにはなりたいけど、フリーランスとして自立していけるか不安だな…。
- ノマドを目指してプログラミングを勉強してるけど、思うようにスキルが付かない…。
- フリーランスで成功するのは“自分で稼げる“一握りの人。不器用な自分ではきっと無理…。
こんなふうに感じてる方も多いはず。
ノマドエンジニアになるには、本当に『フリーランス』という道しかないんでしょうか?
いえいえ!ありますよ別の道が!
それが『リモートワーク』です。
僕も現在リモートワークエンジニアですが、今から3年前のスペックは以下の通り。
- 旅が好きで、学生時代から新興国で暮らしたいと夢見てた。
- ゴリゴリの文系。大学は法学部卒。
- 起業やフリーランスなど、「自分で稼いだ」経験ゼロ。
- 新卒で入社した会社を1年で辞める(営業職)。
- 退職後も英語留学いったり、1年ほどフラフラ。
見ての通り、「新興国で暮らしたい」という思いがあるだけで、何の取り柄もありませんでした。
そんな僕が取った行動が、“未経験からのIT業界への転職“です。
幸いうまくいって、今はリモートワーク+フリーランスのパラレルキャリアを実践しながら、バンコクを拠点にノマド生活を送っています。
今回は、そんな僕の経験をもとに「リモートワークエンジニア」になるために抑えるべきポイントと会社の選び方をお伝えします。
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リモートワークエンジニアのメリット
まずはフリーランスエンジニアと比較した際のリモートワークエンジニアのメリット・デメリットを簡単にご紹介します。
- 収入が安定する
- 一緒に仕事をする仲間がいる。
- 「自分の仕事」に集中できる。
- フリーランスほど時間や場所が自由ではない(ことが多い)。
- フリーランスのように急激に収入が伸びたりはしない。
- なんでも自分1人の責任で決められる気楽さはない。
1番のメリットは、もちろん収入が安定することです。仕事をこなせば給料が発生するので、会社勤めの安定感を持ちつつノマドできるのは大きな魅力です。
また、一緒に仕事する仲間がいることも大きなメリットですね。フリーランスエンジニアになってからしみじみと思いましたが、全て1人で解決しなければいけないフリーランスと違って、質問できる先輩や上司がいる環境というのは貴重ですよ!
経理や営業はお任せして、制作に集中できるのもありがたいですね。
とはいえ、会社員ですのでフリーランスほどの自由さはありません。
時間や場所にルールがあることが多いですし(例:自宅勤務 or オフィス)、仮に仕事で素晴らしい結果を残しても、自分の収入がすぐ増えたりしません。
まとめると、収入の伸び率や自由さには欠けるけど、「フリーランス」よりリスクがなく安定しやすいのがリモートワークです。
「チームで仕事したい」「1つのことに集中する方が得意」「ある程度の決められたルールの中で働く方が好き」
という方は、リモートワークに向いていると思います。
リモートワークエンジニアになるために抑えるべきこと
これからリモートワークエンジニアを目指す人が、絶対に抑えなければならないことは1つだけ。
それは『Web系の会社(言語)を選ぶこと』です。
エンジニアにも種類があって、
システムエンジニア、インフラエンジニア、ネットワークエンジニア、Webエンジニア、アプリエンジニアなど様々です。
この中でリモートワークができるのは、基本的にWebエンジニアのみ(アプリエンジニアもあるけど少ない)。
つまり、Web系の会社に入らなければ、その時点でリモートワークは不可能です。
ご注意を(`・ω・´)!
Webエンジニアになるには、HTML/CSS/JavascriptというWebページの見た目をつくる言語と、
Web系の開発言語であるJava/Python/Ruby/PHP/Perlなどのうち、どれか1つをセットで習得することになります。
開発言語にはそれぞれ特徴がありますが、ノマドリモートワーカーになりたければ『PHP』を習得しましょう。
なぜならJavaやPythonなどの「システム開発」寄りの言語より、Web制作案件が豊富なPHPの方がリモートワークしやすいから。
(ほんとかよ?と思ったら「Java リモートワーク」「PHP リモートワーク」でググって件数比較してみてください。)
余談ですが、ブログやサイト制作でよく使われる「WordPress」もPHPで作られてまして、今ネット上にある全世界のサイトの29%はWordPressでできてます。
*CMS別の世界シェアだと、2017年に60%に達し、ぶっちぎりです。
(*CMSとはContent Management Systemの略。ようは簡単に更新できるサイトが作れるシステムってことです。)
PHPを習得しておけばWordPressのカスタマイズなども容易ですので、どれだけ仕事があるかわかりますよねw
とはいえ、僕が今の会社に入ったときは、Javaを勉強してました。面接にいって「未経験だけどエンジニアになりたいです」と言ったら「Javaやれ」と言われたのでw
JavaやPythonを勉強した人なら、PHPの習得は簡単です。僕もすぐコンバートできました。
ですので、最初から「PHP!」「WordPress開発!」と選択肢を狭めすぎず、Web系の会社を選ぶことだけ注意しましょう。
この章のポイントをまとめておきます。
- Web系の会社(言語)を選ぶこと
- 特にPHP(とWordPress)を習得すること
- 最初からPHPが使える会社に絞りすぎないこと。
ここに、今から紹介する『会社の選ぶときのポイント』を足せば、ノマドリモートエンジニアにグッと近づきます。
“ノマド“リモートエンジニアになるための会社の選び方【経験から語る】
手前味噌ですが、まず僕が現在リモートで働いている会社の条件を紹介させてください。
✔︎リモートワークの条件
- リモート正社員
- 月80時間労働(時短勤務です。)
- 完全フレックス(1日16時間を5日やり、あとは休むとかもOK)
- 勤務地はWi-Fiさえあれば自由
- 副業OK
- 仕事のやり取りはすべてSlack(というチャットツール)
- 普通に有休あり
- 普通に残業代あり
- 休むときは前日までにGoogleカレンダーで共有
- 飛行機代やコワーキングスペース代などの補助に、海外渡航手当あり
- 出社するのは日本に帰った時のみ(3ヶ月に1回程度)
これで手取りは月20万ほどです(80時間なので半分)。
残りの時間はフリーランスとして仕事してますが、物価の安い東南アジアなら、今の会社からの給与だけでも余裕を持って生活できます。
・・・これ、めちゃくちゃいい条件じゃないですか?
普通はリモートの上に完全フレックスなんてありえませんし、海外渡航手当なんて絶対にないです。
今の会社には本当に感謝しかない…m(_ _)m
では、なぜこんな破格の条件でリモートワークできているのかというと、転職の際に
社員数10人以下
設立3年以内
面接で社長と話せる
という3つのポイントで会社を選んだからです。
「1人あたりの負担が大きいベンチャーの方が、早くプログラミングを覚えるだろう」
「人数が少ない会社なら、プログラミング以外の営業や見積りまで何でもやらせてもらえるだろう」
「最初から2~3年で海外に行くと伝えて、その了承を得てから入社したいな」
という意図があってのものでした。
その時はこれ以上深く考えてませんでしたが、結果的にこれがファインプレーでしたね。
転職した今の会社では、思った通り、営業、見積り・請求書作成、事業立ち上げ、社内制度改善、採用など様々な経験をさせてもらいました。
社長も理解ある方で、面接時にまだプログラミングを始めてもいなかった僕が「2~3年で独立して新興国行きたい」と伝えても、怒るどころか「俺も行きたい」と言って理解してくれましたw
それに加えて
- 人数が少なかったおかげで、2年みっちり仕事したら社内で重要なポジションになれた。
- 社内制度が決まってない若い会社だったおかげで、制度をフレキシブルに変えてくれた。
という狙ってなかった効果もありました。
おかげで2年後「フリーランスになって海外に行きたい」と話したところ、破格の条件でリモートワークの提案をもらい、今に至ります。フリーランスを始めるにあたってのいい勉強にもなりました。
僕はこの経験から、ノマドリモートエンジニアを目指すなら人数が少なくて若いベンチャー企業への転職をオススメします。
なぜかというと、大手の企業や「リモートワーク 求人」でググって出てくる会社って、もうすでに組織の仕組みができあがってるんですよね。
先に書いたような「自宅勤務 or オフィス」のようなリモートワーク求人はありますが、僕みたいな「海外OK」「完全フレックス」「時短勤務」といったワガママ要望をすべて叶えてくれる会社はまずありません。
フレキシブルなベンチャー企業で、2年間みっちり修行したからこその「ノマドリモートエンジニア」です。
まずは必要とされる人材になるための『修行期間』を決め、給与など一旦度外視して、その期間はとにかく仕事をしましょう。
オススメの転職サイトと探し方
転職サイトは、上に書いたようなWeb系ベンチャー企業が掲載されていればどこでもいいと思ってるんですが、中でも僕のオススメする転職サイト3つを書いておきます。
- 未経験からの転職ならWORKPORT
今は総合型ですが、2014年までIT特化していたエージェント。特に未経験者へのサポートに定評があります。 - 【type転職エージェント】
※こちらも総合型ですが、IT系に強く、特に首都圏に強いエージェントです。僕が今の会社を見つけた求人サイトでもあります。 - 転職ならDODA(デューダ)|業界最大級の求人サイト
業界最大級の転職サイト。10万件以上の求人掲載があり、Web系案件も豊富なので登録しておきましょう。
特に未経験からの転職に強いWORKPORTとtypeは必ず登録しておきましょう!
採用担当した経験から言うと、typeはキャンペーンが充実していてかなりコスパが良かったので、「会社の選び方」で書いたような若いWeb系中小企業でも載せやすいんじゃないかと思います。(実際、「ベンチャー」のキーワード+Web系+未経験OKで検索すると、DODAより掲載数が多かったです。)
まずは登録してみて、エージェントに「Web系」「社員数10人以下」「設立3年以内」の会社がいいと伝えましょう。
自分で探す際には、検索キーワードに「ベンチャー」を入れて、Web系にチェックする(未経験の方は「未経験OK」も)と探しやすいですよ!
いい修行場を見つけるために、はじめの一歩を踏み出しましょう٩( ‘ω’ )و
まとめ:ノマドリモートエンジニアになるには「Web系」+「ベンチャー」
ここまで紹介したポイントをまとめると以下の通り。
・Web系の会社(言語)を選ぶ
・特にPHP(とWordPress)を習得する
・最初からPHPが使える会社に絞りすぎない
・社員数10人以下
・設立3年以内
・面接で社長と話せる(その際に「いずれはリモートワークしたい」と正直に伝える)
・2年~3年は「修行期間」と覚悟を決めてみっちり仕事する。
リモートワークができれば、フリーランスより圧倒的に生活が安定します。
なんだかんだ『帰る場所があって、同僚がいる』ってもの心強いです。
空いた時間は旅や趣味に使ってもいいし、それまでに得たスキルでフリーランスも可能です。
リモートワークで安定しつつフリーランスは、ノマドのスタートとしては最強の形態ですよw
まずは上にあげたような会社で経験を積んで、2~3年後にノマドリモートワーカーとしてデビューを狙いましょう\\\\٩( ‘ω’ )و ////
ただ、言うまでもないことですが前提条件として『努力』は必須です。未経験ならなおさら。
ご紹介したポイントは、あくまで「ノマドリモートワーカーになりやすい」スキルと会社の条件です。本当になれるかどうかは自分の努力次第ですので、理想のライフスタイルを目指して頑張りましょう!
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